平安神宮に着いたときは4時半を過ぎ、参拝・観光の客も少なくなっていました。結婚式を終えた2組のカップルが本殿前で撮影を行っていました。
直ぐに「神苑」に入り、南神苑、西神苑、中神苑、東神苑の順に観ながら撮影しました。
<南神苑>
入り口の門をくぐり、まず目にはいるのが一面に空を覆っている「紅しだれ桜」です。
平安時代の庭園の特色である「野筋」(ノスジ:入り組んだ細い道筋)と「遣水」(ヤリミズ:幾重にも流れ込んでいる小川)の様式が特色です。
<西神苑>
周囲を蒼林にかこまれ一角には滔々と水の流れ込む滝があります。心落ち着く閑静な庭をなし、訪れる人を安らかな心地にしてくれます。池の辺には「花菖蒲」が群生し、初夏から秋口にかけては池の水面に「睡蓮(スイレン)」と「河骨(コウホネ)」が彩りを添えます。
<中神苑>
西神苑から小川沿いに鬱蒼とした林間を抜けると、一瞬に視界が開け蒼龍池の風景が広がります。池に浮かぶ珊瑚島までは「臥龍橋(ガリュウキョウ)」と称する飛び石が配置され、周囲には杜若(カキツバタ)が群生しています。
<東神苑>
東神苑に歩みを進めるとその圧倒的な景観に思わず溜息が漏れます。北から南を望むと、栖鳳池の辺に建つ尚美館や釣殿の泰平閣越しに東山連山の一つ華頂山を借景とした雄大な眺めが広がります。
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